小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-033/099page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
4.除法の素地の文章題
(1)まとめて数える 正答率は86%である。誤答の中では、3、12、9など、問題の意味がよくわからないための誤りが多く見られる。
(2)ならべて等分する 正答率は71%である。誤答には、12、2、3など問題がよくわからないための誤りが多く見られる。
○同じ数ずつに分けること、まとめて数えることについて、半具体物を用いた操作などを通して十分慣れさせること、また、その操作と関連することばを結び付けさせる配慮も必要であろう。
領域[1](数と計算)について
この領域の平均正答率は88%である。 計算においては、具体物や半具体物を使った操作を通しながら、計算の意味をよく理解させるとともに、十分練習させる必要がある。 「まとめて数えること」「等分すること」は、かけ算やわり算の素地にもなるので、具体操作を十分やらせながら理解させるとともに、算数的用語にも関連づけて指導する必要がある。
領域・小問ごとの分析 対策の視点
[2]量と測定
1.かざりの長さくらべ
正答率は93%である。誤答は、何をもとにして長さを測っているのかがよくわからないためのものと思われる。
○長さや広さを比較するときは、直観的でなく、何をもとに比べているかを明確にして操作にうつる習慣を身につけさせたい。 また、長さと広さは違うものであることをはっきり理解させることが大切である。
2.ます目による長さくらべ
正答率は92%である。誤答は1と同じように、何をもとにして長さを測っているかがよくわからないためのものが多いと思われる。
3.広さくらべ
正答率は88%である。誤答の中では、観点が広さでなく、周囲の長さに着目したためと思われるものが目立つ。

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