小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-040/099page

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観点・小問ごとの分析 対策の視点
  通しながら考えさせ、その中から言葉の意味の一般的法則を見付けるようにさせたい。
観点[3](語句を読む)について
○観点正答率は82%である。小問の比較では「類義語」、「語句の組み立て」の正答率がやや低い。
○語句指導は、「読む、書く、話す」ことの基本となる指導である。言語単元で集中的に指導するものはもちろんであるが、そこで学習したことを他の学習場面で活用していくことが必要であろう。
観点・小問ごとの分析 対策の視点
[4]語句を書く
一、文脈にそって語句を正しく使う。
正答率は、1.「ようじんぶかい」が82%、2.「ためいきをついて」が85%である。 1.では「おどけぶかい」、2.では「ためいきをはいて」の誤答が多い。
「ためいきをついて」のような場合、互いの語句は結びつきが強いので、「ためいきをつく」という一つの語句(慣用句)として、文の中で使えるようにしていくことが大切である。 指導に当たっては、語句の結びつきを調べさせたり、例文によって意味や使い方を考えさせたり、短文作りをさせたりするなど方法 を工夫していきたい。
二、文中で片仮名を正しく使う。
正答率は、1.「ピューピュー」が53%、2.「アンデルセン」が76%である。 1.では、長音の表記が平仮名と同じ「ピュウピュウ」の誤答が大部分であり、2.では、セの字形が不明確な「アンデル七ン」の誤りが多い。
○この学年で、片仮名が確実に読み書き出来るとともに、どのような種類の語句を片仮名で書くかを身に付けることが必要である。 指導に当たっては、片仮名で書く言葉集め(鳴き声、物音、外国の地名や人名に分類しながら)を通して読み書きを習得させること が大切であろう。その場合、筆順と字形、平仮名と片仮名の長音の表記のちがいについて、とくに留意して指導にあたりたい。
三、文の中で語句を正しく使う。
正答率は、1.「するどい」が63%、2.「う
○文の中の語句の意味を確実にとらえたうえで、どのような語句と結びつくかを考えさせ、適

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