小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-041/099page
観点・小問ごとの分析 対策の視点 んざり」が86%、3.「いったい」が84%である。 1.の誤答は「きびしい」と「さけび声」を結んでいるのが大部分である。 切な語句を選ぶようにさせることが大切である。 1.のような場合「どんなさけび声なのか」を考え、それに合う語句を選ぶことも考えられる。 観点[4](語句を書く)について
○観点の正答率は76%である。小問の比較では、「文の中で片仮名を正しく使う」の正答率が低くなっている。
○語句の指導では、単に知識として理解させるだけでなく、日常の言語活動で正しく使えるようにしておくことが大切である。正答率の低い「片仮名で表す語句」については、国語科での指導はもちろんのこと、他教科の学習や日常生活の中でも身の回りの物や使う言葉に留意し、正しく使えるようにしていきたい。観点・小問ごとの分析 対策の視点 [5]文・文章を読む
一、主語・述語、修飾・被修飾の関係がわかる。 正答率は、1.(主語をとらえる)が45%、2.(述語をとらえる)が69%、3.(修飾語をとらえる)が59%、全般的に低い。○主語・述語をとらえさせる場合、述語(終わりの部分)を押えてから「何が」「だれは」と主語を捜させる方法が効果的であるし、修 飾語は「どんなに〜どうする」の関係でとらえることができる。これらのことを用例をもとに指導し、文のきまりとして意識づけるようにしたい。 二、事柄の変化していく様子を読みとる。 1.(何が書いてあるか)の正答率は52%で、誤答は「ひなが生まれたときの様子」に集中している。6月8日の日記だけ読んで答えた と思われる。 2.(はねの色の変化)の正答率は72%で、誤答は「こげ茶→黒と茶色→白」が目立った。 生まれたときの「白」が見落とされているようである。 3.(くちぱしの変化)の正答率は69%で、 ○事柄の順序を考えながら読み、文章のあらましをとらえる力をつけておくことが必要である。日常の指導では、文章に題をつけたり文章の題を作り変えたりする活動として取り入れていきたい。 ○月日ごとに「何は」「どうなった」かを主語・述語の関係、修飾・被修飾関係などから具体的に押さえ、変化の様子がとらえられる ようにしていきたい。