小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-045/099page

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(2)算数
領域・小問ごとの分析 対策の視点
[1]数と計算  
1整数の計算  
(1)2位数+2位数の計算
正答率は95%で、よく理解されている。 誤答の中では、84のように繰り上がりの計算処理の誤りが見られる。
○加法で「繰り上がることの処理ができない」「繰り上がる数の処理が間違う」などの場合には、具体的な操作をとおして、「どんなときに繰り上がるのか」「繰り上がった数はどうすればよいのか」を考えさせ、繰り上がった数はすぐ上の位に加えることをしっかり理解させたい。
(2)3位数+2位数の計算
正答率は94%で、よく理解されている。 誤答の中では、546のように繰り上がりの計算処理の誤りが見られる。
 
(3)3位数+3位数の計算
正答率は96%で、よく理解されている。 誤答の中では、402のように2段階にわたる繰り上がりの計算処理の誤りが見られる。
 
(4)2位数−1位数の計算
正答率は94%で、よく理解されている。 誤答の中では.71のように前問まで加法であるため、間違って加えてしまう単純な誤りが見られる。
○減法で「繰り下げたことを忘れる」ような場合には、念頭でできるようになるまで、計算の途中でメモ(繰り下げた残り)をさせる など、間違えない方法を工夫しながら指導していきたい。
(5)2位数−2位数の計算
正答率は89%である。誤答の中では、81のように加えてしまったり、17のように繰り下げと減法を念頭で操作できないための間違いが見られる。
 
(6)3位数−2位数の計算
正答率は89%である。誤答の中では、118のように十の位から繰り下がりがあるため、機械的に百の位からも繰り下げてしまう誤りが見られる。
 
(7)3位数−3位数の計算
正答率は82%である。誤答の中では、356や266のように繰り下げた数を忘れたための誤りが目立つ。
 

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