小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-046/099page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
(8)3つの数の加法
正答率は82%である。誤答の中では、33のように繰り上がりの計算処理に原因がある誤りが目立つ。
○3口の数の加法において、繰り上がる数は1とはかぎらず、2の場合もあることをしっかりおさえて指導していきたい。
(9)3つの数の減法
正答率は74%である。誤答の中では、71のように2回だけの減法で終わったり、78のように80−(9−7)の考え方で計算したための誤りが目立つ。
○問題場面を十分に把握させることにより、計算の誤りを少なくしたい。また、事実に即して視覚的にとらえやすい教具を工夫しながら理解を深めるようにしたい。
(10)1位数×1位数の計算
正答率は90%である。誤答の中では、42×56が目立つ。
○「九九の習熟」については、具体物を操作して九九を構成し、カード遊びなどをとおして反復練習をさせることが必要と思われる。
(11)1位数×1位数の計算
正答率は93%である。誤答の中では、32や24が目立つ。
 
2数の概念
正答率は85%である。誤答の中では、3424や3415のように不規則に配置されているための数え違いが見られる。
○数え違いをなくすために、しるしをつけたり、整理したりする方法を児童に気づかせる指導が必要であろう。
3記数法による数の表し方
正答率は72%である。誤答の中では、147のように空位の0の処理の誤りが特に目立つ。
○十進位取り記数法について、十分理解できるようにさせたい。
4漢数字と算用数字
正答率は78%である。誤答の中では、8507や857のように空位の0の処理の誤りが特に目立つ。
 
5数直線上の数 (1)百きざみの数
正答率は80%である。誤答の中では、
○数直線は、学習するときにだけ使用するのではなく、目もりだけの数直線を準備しておき、機会をとらえては数字を対応させてれ

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