小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-053/099page

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第3学年
1.第3学年
(1)国語
観点・小問ごとの分析 対策の視点
[1]文字を読む
一、漢字を正しく読む 2.「直す」(89%)、3.「行列」(85%)、4.「上着」(87%)は比較的読めるが、1.「放しがい」(66%)は他の小問に比べて正答率が低くなっている。 2.を「みなおす」3.を「ぎょれつ」と読み誤るものが多い。
○学習した漢字は、文章表現の際にできるだけ使うようにつとめさせるとともに、文章の中でその漢字を必要とするときに、正しく使うことを心がけさせることが大切であろう。 ○漢字には、いくつかの読み方があることを意識づけた指導をすすめたい。
二、漢字の音訓を読み分ける
1.「細かい」「細い」(77%)では、「細かい」を「みじかい」、4.「全員」「全く」(33%)では「全く」を「はや」と読み誤っているのが目立った。 音訓の一方は読めても、他方が読めないため、正答率が低くなっている。2.「元気」「元のしずけさ」(83%)や3.「れん習」「習う」(87%)は比較的よかった。
○漢字の読み方には、いくつかの読み方があることを理解させることが大切であろう。 ○文脈の中で、また、熟語や単語として一語一語を正しく読み取らせる指導が必要であろう。
観点[1](文字を読む)について
○観点正答率76%は他の観点正答率に比べて高い。しかし、漢字の音訓を読みわける間題では、やや、正答率の低いのもある。児童の実態からみて、難しいと思われるものについては、特に取り上げて、音訓を確かめ、用例を取り上げるような指導が大切である。
観点・小問ごとの分析 対策の視点
[2]文字を書く
一、漢字を正しく書く 1.「調べる」(75%)、2.「気温」(69%)、3.「日記帳」(58%)である。 3つの誤答例には次のようなものがある。 日記長日気帳日記帳 語の意味や使い方の違いがよく分からない
○それぞれの漢字の意味や使い方の違いについて指導するようにしたい。 ○学習した漢字は、文章の中で正しく使うよう漢字のもつ意味と結びつけて漢字の組み立てを理解させるようにしたい。

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