小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-063/099page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
3小数・分数のしくみ
(1)小数のしくみ 正答率は84%である。誤答の中では、20.3は10が20こと0.1が3こというように、小数部分よりも整数部分に誤りが目立つ。 (2)分数のしくみ 正答率は41%である。誤答の中では7のように、単位分数でいくつ分という分数のしくみを理解していないための誤りが特に目立つ。
○数直線などを使い視覚に訴えたり、操作活動をとり入れたりして小数のしくみをとらえさせたい。
 ○折り紙やテープなどを等分してみる具体的な操作を多く経験させながら等分の意味や、分数に表す学習を十分にさせたい。
4整数の順序
正答率は66%である。誤答の中では、390000のように20000区切りであることに気づかないための誤りが特に目立つ。
○2つの数の差を求めたり、数直線の目もりに着目させたりして、数の並び方の規則性を見つけさせたい。
5位取り記数法の理解 (1)1/10の数の理解
正答率は77%である。誤答の中では46のような誤りが目立つ。 (2)100倍の数の理解 正答率は78%である。誤答の中では10倍または1/10が目立つ。
○具体的な事例や半具体物の操作を通したり視覚に訴えるなどして指導することにより、小数点の移り方について理解を深めていく必要があろう。
6分数の数直線上の位置を読む
正答率は59%である。誤答の中では3/10のように1めもりを1/10と考えた誤りが目立つ。 また、小数で答えている誤りも目につく。
○数値が入っていない数直線を用意し、等分割されているものの一つ分の大きさを読みとる練習をさせるなど、数直線の活用を日頃からはかるようにしたい。
7小数の数直線上の位置を読む
正答率は49%である。誤答の中では1目もりを0.2と読めないで2.3とした誤りが
○数直線上の小数を求める場合、1目もりの大きさを意識づけるために、0.2、0.5などいろいろと経験させ、1目もりは1や0.1だ

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