小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-064/099page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
特に目立つ。今までの学習の中で扱われてきた数直線の1目もりが0.1であったことから間違えたものと思われる。 けでないことに気づかせたい。
領域[1](数と計算)について
この領域の平均正答率は71%で最も高い。四則計算での誤りについては、繰り上がりや繰り下がりの計算過程に多く見られる。確かめの習慣化をはかりながら、加減算、乗除算では、概算でおよその見当をつけることも更に指導を深めていきたい。 分数のしくみでは、単位量を等分した大きさを分数に表す段階で操作活動をとり入れたり、教具などを工夫しながら十分学習させるようにしたい。 小数の数直線上の位置の読み方では、1目もりの大きさや、数直線上の位置による大小関係の確かな把握をさせる必要がある。
領域・小問ごとの分析 対策の視点
[2]量と測定
1単位の換算 (1)kmをmに換算 正答率は92%でよく理解されている。 誤答の中では30mのように1kmが1000mであることを知らないための誤りが見られる。 (2)秒を分・秒に換算 正答率は58%である。誤答の中では1分50秒のように、1分を100秒と考えたための誤りが目立つ。
○1km=1000mと記憶させることも大切であるが、日常生活の場において量感としてとらえさせることも必要であろう。
 ○ストップウオッチを用いての測定の機会を多くし、60進数であることを意識づけたい。
2単位の見当をつける (1)あつ紙の厚さ 正答率は40%で低い。誤答の中ではg、kgなどのように重さを単位とした誤りが特に目立つ。 (2)50mを走るのにかかる時間 正答率は60%である。誤答の中では分とした誤りが目立つ。 ○実測の経験を通しながら、重さ、長さ、広さの単位を確実に把握させたい。
 ○実際にはからせて量感としてつかませたり、日常生活の中で「何分間で」、「何秒間で」というように、時間に注意させる働きかけを

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