小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-065/099page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 していくことも大切であろう。 3計器の読み方
正答率は62%である。誤答の中では1kg、2g、1kg20gのように1目もりを1gまたは10gと読み違えた誤りが特に目立つ。○数直線を使って最小の目もりは何gかを考えさせたり、1000gが何等分されているか、また、200gずつ、100gずつ数直線に目も らせるなどの方法が考えられる。測定の経験も多くもたせたい。 4正味、風袋、全体の重さの関係
正答率は61%である。誤答の中では3kg150gのようにkg、gの関係がわからないためや、4kg350gのように三つの関係が理解されていないための誤りが目立つ。○計算の場合、単位をそろえることや、全体の重さは入れないものの重さと中味の重さをあわせたものであることを実感として理解させていく必要がある。その上でたし算の逆としての見方をさせていきたい。 5巻き尺の使い方
正答率は50%である。誤答の中では、イ、ウのように0の位置を見つけられないための誤りが特に目立つ。○ 0の位置の見つけ方を巻き尺を折り重ねたり、OHPを使うなどしてはっきりと指導し、測定の経験を多くもつようにさせたい。 6時刻を求める
正答率は52%である。誤答の中では10時10分のように、60進数の繰り上がった数の処理ができないための誤りが目立つ。○繰り上がった数の処理ができない場合は、線分図などを用いて視覚的にとらえさせることも必要であろう。また、計算する場合には、時と分に分けて計算させ、繰り上がった数の処理の仕方が身につくまで添え書きなどさせる方法も考えられる。 領域[2](量と測定)について
この領域の平均正答率は59%で最も低い。単位の換算や単位の見当をつけることがおちこんでいる。単に記憶させるだけでなく、実測の経験をふやして日常生活の中で量感を養えるような場の設定も工夫していきたい。領域・小問ごとの分析 対策の視点 [3]図形 1角の大小判断 ○角の大きさについては、直角二等辺三角形