小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-066/099page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
1 (1)直角の1/2の大きさの角
正答率は46%である。誤答の中では、あ) い)、あ) う)、あ) え)などのように、「直角の1/2の大きさの角」ということがわからないための誤りが特に目立つ。 (2)直角の1/3の大きさの角 正答率は49%である。誤答の中では(1)と同様「直角の1/3の大きさ」ということがわからないための誤りが目立つ。 (3)直角より小さい角 正答率は84%である。誤答から考えると、「カド」という考え方が強く角の大きさそのものがわからないためと思われる誤りが見られる。
や正三角形などによるいろいろな形の構成や、重ねあわせなどの具体的な操作活動を一層とり入れるようにし、第4学年の角度の指導の素地となるような配慮をしたい。
2三角形の弁別 (1)二等辺三角形の弁別
正答率は92%でよく理解されている。誤答の中では直角三角形や正三角のように、図形の概念がしっかりとらえられていないための誤りが見られる。 (2)正三角形の弁別 正答率は92%でよく理解されている。誤答の中では二等辺三角形や三等辺三角形などの誤りが見られる。
○辺の長さの相等関係にもっと着目できるようにするため、用語指導にあたっては、コンパスなどを使用し、定義から用語への結びつけをはかりながら指導していくことが大切であろう。
3円の半径の理解
正答率は46%である。4cmとした誤りが40%をしめている。
○問題をよく読み、求められているものは何かをはっきりつかむ習慣を身につけさせたい。
4球の直径の理解
正答率は62%である。誤答の中では25、50などのように、箱のたて、横と球の直径との関係がとらえられないための誤りが
○球の直径を実測させる過程を大切に取扱うようにしたい。

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