小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1983-067/099page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
目立つ。  
領域[3](図形)について
この領域の正答率は67%である。 角の大小判断の指導にあたっては、構成する、重ね合わせるなどの具体的な操作活動をもっととり入れることが大切であろう。 用語の指導にあたっては、定義、用語、性質と図形との結びつけを考えた指導を行い、定着をはかるようにしたい。
[4]数量関係
1□を使った式
正答率は55%である。誤答の中ではア、ウ、オなどのように、順思考の考えで□を使って式表現ができないためと思われる誤りが目立つ。
○児童は答えを求めることに意識が向きすぎるとも考えられるので、口を使った立式段階に一層力を入れて指導にあたる必要があろう。 はじめにもっていたおはじきを□として、文章にそって立式できるまで簡単な問題で練習させることが必要と思われる。
2一次元表の読み方
正答率は65%である。誤答の中では、表の見方になれていないための数えちがいや、1つの組分だけを数えるなどの誤りが特に目立つ。
○「正」の数値をていねいに数えたり、数え方におちや重なりがないか、集計にあたって誤りがないかどうかを確かめる態度を身につけさせるようにしたい。
3棒グラフの読み方 (1)基準量の何倍
正答率は45%で低い。誤答の中では、9、18のように差を求めているものが特に目立つ。 (2)基準量との差 正答率は44%で低い。誤答の中では5のように1目もりが2ということに気づかないための誤りが特に目立つ。
○一方を基準にしてみた場合、もう一方が差だけでなく何倍かという見方をもっと力を入れて指導していく必要があろう。
 ○1目もりがいくつを表しているかをとらえさせるためには、1目もりが、1、10、100の場合だけでなく、目的によっては2、5、あるいは20、50などを経験させることも大切であろう。
4二次元表の読み方 ○集計したものについて、誤りがないかどう

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