理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-012/116page

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1 単元名あさがおを そだてよう

2 指導要領の目標と内容

(1)目標
身近に見られる生物を探したり世話をしたりさせて、生物の著しい特徴に気付かせるようにするとともに、生物に親しむ楽しさを味わわせる。
(2)内容
植物の種子を蒔いたり、球根を植えたりして育てさせながら、植物が育つには水が必要なこと及び植物が育つときの著しい変化に気付かせる。

3 活動例

いろいろな草花の種子の中から、アサガオのたねを見つけ、その特徴に気付かせる。

例1 たねとにらめっこをしょう。
OHPであさがおのたねを投影し、形をとらえさせる。

(1)あさがおのたねとにらめっこする。
○手ざわり ○かたさ ○色 ○形
(2)アサガオのたねの絵を大きくかく。
※アサガオを中心に育てるが、地域・学校の自然環境に応じて他の草花、野菜など親しみやすい植物をとりあげてもよい。

例2 たねのなかまわけをしょう。

※3〜4種類の種子をプリンカップなどに入れ、その中からアサガオのたねを探し出させ特徴をとらえさせる。
※種子の種類を区別するのに、ヒマワリ、ホウセンカ、アサガオ、オシロイバナなどの親しみやすいものを仲間わけさせる。

アサガオのたねをまき、世話をしながら育てることの楽しさを味わわせる。

※アサガオのスライド・写真・絵などを見させ、美しい花を咲かせてみたいという期待を持たせるようにする。

図1
例1 アサガオのたねをまきましょう。

※土の準備は教師がしておき、土を細かくして鉢に入れるところからは、児童にさせたい。
※たねえらびは子ども自身にさせ、自分の選んだたねがやがて大きな花を咲かせるだろうという期待をもたせたい。
※補充用に教師も種子をおおめにまいておき、発芽しない子にわけてやるようにする。
片側ガラスの箱にまくと根の成長の観察に役立つ。
※鉢まきは早まきにし、学習園はおそまきにすると、夏休み後の指導に活用できるので効果的である。


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