理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-014/116page

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1 単元名 かざぐるまを つくろう

2 指導要領の目標と内容

(1)目標
身近な自然の事物・現象に親しませ、それらを見たり試したりさせて、事物・現象の著しい特徴に気付かせるようにするとともに、自然に接する楽しさを味わわせる。
(2)内容
動くおもちゃを工夫して作ったり動かしたりさせながら、風、ゴムなどのはたらきに気付かせる。

3 活動例

風を利用したおもちゃをつくり、動かすことから、風の力で、ものが動き、風が強いほどよく動くこと、曲げたり折ったり形を工夫すると風のうけ方が違ってくることに気付かせる。

※児童の活動は模倣して作ることから始まるだろうが、さらによく動くようにするという意欲をもたせ、工夫して作りかえるようにする。
※作る、動かす、作りかえる、また動かすという活動をくり返しながら、おもちゃを動かすもとになる風のはたらきに気付かせる。
※おもちゃを自分なりに工夫して作ったり、それを動かしたりする楽しさを十分に味わわせる。

<風をうけて走るおもちゃをつくる活動例>

例1 一枚の紙を手をつかわないで動かそう。

○机の上において机をたたいて動かす。
○横から息をふきかけて動かす。
○紙をおったり切ったりして帆のようなものをつくり、息をふきかける。

<風をうけて走るおもちゃをつくる活動例>

※工作用紙や、絵画用の黄ボール紙を15cm×20cmくらいにあらかじめ切っておき、それを動かす工夫をさせながら、風の力に気付かせる。

例2 風で走る車をつくろう。

※車体はできるだけ軽くするために、ダンボールや発泡スチロールを使い、車輪は牛乳のふたや、フィルムケースのふたなどを使って作るとよい。
※身近な材料(例えば、小箱、プリンカップやアイスクリームのカップ、イチゴパックなど)を集め、それらを工夫してつけながら風をうけて走るようにする。
※競走する活動をとり入れると、帆のつけ方だけでなく、風の強さにも目を向けて工夫するようになってくる。
※色紙などで模様をつけたり飾りをつけたりしても楽しくなる。
(競走しようよ)

(競走しようよ)

 

例3 木の葉で舟をつくろう。

○自分のすきな木の葉をつかって。
○ささの葉をつかって。


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