理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-055/116page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

1 単元名 音を出してみよう
2 指導要領の目標と内容
(1)目標
身近な自然の事物・現象に親しませ、それらを見たり確かめたりさせて、事物の特徴及び変化の様子に気付かせるようにするとともに、自然に接していく楽しさを味わわせる。
(2)内容
いろいろな物を使って音を出したり伝えたりさせながら、音が出ている物は震えていること及び糸などは音を伝えることに気付かせる。
3 活動例
楽器や身の回りの物を使って音を出す工夫をさせる。

例1 いろいろな音を出して遊ぼう。
※たたく、はじく、吹く、こするの要素を含み、興味を引き出す物を準備し、1つの方法だけでなく多様な方法で音を出す工夫をさせる。
(1)楽器を使って音を出し、音の出ている時の様子を調べる。
※音楽室を使うと音作りが自由で、楽器も豊富に用意することができ、活動も広がる。
。太鼓(たたく場所をかえる。こする。)。シンバル(場所をかえてたたく。)
。タンバリン(場所をかえてたたく。回す。振る。こする。)
。鉄琴、木琴(木製、ゴム製、布製、反対 細い方などたたく棒をかえる。)
。トライアングル(直接手に持ったり、ひもでつるしたりしてたたく。)
。コントラバス、バイオリン(はじく、弓でこする。)
。ギター(指、つめなどではじく、わくうち。)。笛、よびこ(吹く)
(2)身の回りの物を使って音を出す。
。たたく(びん、コップ、植木鉢、バケツ、空かん、わりばし、スプーンなど)
。こする(木の実、貝がら、発泡スチロール、コップを指で、おろし金をスプーンでなど)
。はじく(下敷、ビニールの定規、くし、筆箱に輪ゴムをはってなど)
※視覚や触覚でとらえやすい素材を用意し、操作をくり返しできるようにする。こわれやすいもの危険なものなどに留意する。
例2 音あて遊びをしよう。
※無意識に聞いている音を見直させるため単純な音に限定する。
例3 1枚の紙を使っていろいろな方法で音を出してみよう。
○吹く、はじく、振る、たたく、こする、穴をあける、裂く、細く裂いて吹く、もむなど
※ハトロン紙類が音が出やすい。

音が出ているものは震えていることに気付かせる。
(図1)
(図1)

例1 音を出したり止めたりしてみよう。(図1、2)


[検索] [目次] [PDF] [前][次]


掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。