理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-071/116page
させながら、アサガオの観察に親しませたい。つぼみから開花まで連続的に変化していく過程を観察させていけば、咲いた花だけでなく、つぼみに対する意識も深まり、「まだ咲かないよ。」「でもつぼみがあるから明日は花が咲くかもしれない。」など、期待をもって観察するようになると考えられる。そして、つぼみさがしの活動を通して、つぼみのふくらみに気付かせ、絵や身体で表現させたりする活動の場を工夫していきたい。
また、しるしをつけたつぼみが翌日美しく咲いたら、花の形、色、におい、手ざわりなどの特徴をとらえさせるために押し花つくりをして花に目をむけさせるとともに、つぼみと花の連続的な成長の変化に気付かせるよう配慮したい。
評価は、つぼみさがしの場面、つぼみを見ての身体表現、押し花つくりの工夫、花壇めぐりをして、夏に咲く花やつぼみを観察させ絵に表現して行う。
6 授業の実際
<本時のねらい> 1/3
つぼみさがしの活動を通して花の咲き方には一定の順序があることに気付かせるとともに、アサガオを育てる楽しさを味わわせる。
鉢植えのアサガオを見せる。
A アサガオを見て話し合う ○先生のアサガオたくさん咲いたね。
○ぼくのも咲いたよ。先生より多いよ。
○花に注目して咲いたアサガオの数を数え合っていた。
○わたしの8個も咲いています,
○わたしの花は、どうして小さいの。
●花の数の自慢にだけ発展したので、今咲いている花の数が多いのはだれなのかと、目の前のアサガオを対象とした。
●アサガオの花の色・大小にも観察の目は鋭い。
写真1
大きな花がさいたよ。
アサガオのスライドを見る。 ●そっと提示して花が下に多く咲き、つぼみが上の方にあるのを印象づける。
○きれいだ。大きい花だね。
○いつ咲いたのかな。
○朝早く咲いたんだよ。知っているもの。
○つぼみは上の方にたくさんついているね。
●夏休み中、家庭で観察した児童が多く、朝に咲くと知っていたが、実際に咲く様子は観察していない。