理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-083/116page

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実践テーマ
一人一人の発想を十分にいかして、おもちゃづくりをして楽しく活動させる。

1 単元名 うごくおもちゃをつくろう
2 単元の目標
輪ゴムで動くおもちゃを作り、それらを飛ばしたり、転がしたりしながら、ゴムのはたらきでものが動くことに気付かせ、形や動かし方について工夫したおもちゃを作ることができるようにする。
3 指導計画
(1)わゴムを使っていろいろな遊びをしよう………………2時間
(2)スーパーカーづくりをしよう…………………………3時間(理科2、図工科1)
(3)トラックづくりをしよう………………………………3時間(理科2、図工科1)
4 児童の実態
児童の身辺には、いろいろな動力で動くおもちゃがたくさんあるが、これは、ほとんどが既製品であり、おもちゃを自分で作って遊ぶという経験は少ない。
ゴムを使った遊びについては、ゴムでっぽうやゴムとびなどの経験が多い。また、身の回りには、ゴムを利用しているものが多いため、ゴムが伸びることについてはよく知っている。しかし、ゴムは伸びたら元にもどろうとする性質があることや、その力で、ものを動かしていることについては、あまりよく気付いていない。
この時期の児童は、活動的で動くものに興味を持ち、動かしたり、作り変えたりして遊ぶのが大好きである。その反面、手先は不器用で高度な技能を要することは困難である。
児童の物の見方は、あらゆる感覚を動員しても大づかみであり、直感的である。また、考え方にしても、見通しを持って考えながら活動することはむずかしく、事物・現象に直接はたらきかける活動から、その特徴に気付いていくというのが実態である。

意識調査の結果

ゴムをつかったおもちゃであそんだことがありますか。
ゴムにはどんなはたらきがありますか。
○ある 86%    ○ない 14%
 ・ゴムでっぽう  28人
 ・ゴムとび    23人
 ・ひこうき    14人
 ・パチンコ     6人
 ・わりばしでっぽう 6人
 ○ゴムはのびる   29人
 ○はずむ      ll人
 ○とぶ       10人
 ○ぶよぶよする    3人
 ○とめる(わゴムで荷物をしばる)8人
 ○わからない     6人

※調査人員 38名 自由記述


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