5 単元構成と評価
本単元は、ゴムを使った簡単な遊びを考えたり、ゴムを利用したおもちゃを作ったり、作ったおもちゃを動かしたりさせながら、おもちゃの動き方に興味を持たせ、作り方や動かし方を工夫しながら、ゴムの持ついろいろなはたらきに気付かせるのがねらいである。
展開にあたっては、まず、身近にある輪ゴムを使い、児童の自由な発想を生かした楽しい遊びを工夫させながら、ゴムののびやねじれを感覚を通して感じとらせる。次には、児童にとって最も興味のあるおもちゃの自動車作りを取り上げ、ゴムののびを利用して走るスーパーカー作りをさせ楽しさを十分味わわせる。そして、よりよく走らせるためにはゴムの本数を増せばよいことや太さを変えればよいことにまで目を向けさせ、よい物に作り変えていく喜びを味わわせていく。さらに、ゴムのねじれを利用したトラック作りをさせ、ゴムのはたらきに対する活動を広げたい。ここでもよく走らせるためには前時の学習経験を生かして、ゴムの太さや本数を変えればよいことに気付かせ、よりよいものに作り変えていく。またここでは、ゴムの力をトラックが物を運ぶ量に関係させてみるなど楽しみの多い内容にする。
活動においては児童の発達段階の特性に合わせて
という種の活動をくり返すことによって活動に深まりを持たせていく。
自動車作りは、図工科との関連が深いので合科的にとり扱い、活動に広がりを持たせる。
評価は、ゴムのはたらきを意識して活動しているか、いくつかの観点を決めて行動を観察しながら行う。(チェックリスト)
6 授業の実態
<本時のねらい>1/8〜2/8
身の回りにある物と輪ゴムとで工夫して遊ぶ中で、輪ゴムには、のびたり、ねじれたりする性質があることに気付かせるとともに楽しさを味わわせる。
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○どうなるのかな。
●児童の視線を手元に十分ひきつけておいて演示する。
○うわ一っ!とんだ。
○おもしろいな。
○ゴムを使っているんだな、ぼくらもやってみたいな。
●話し合いには、あまり時間をとらず活動の意欲が高まったところで本時のめあてを決める。 |
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●先生のと同じでなくてもよいことと、輪ゴムを使って自由な遊びを工夫する |
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