理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-091/116page
それには何が必要か。手順はどうか話し合い、課題を十分確認してから砂場に出す。その後は小グループになり自由に作る活動をさせる。
次に固まり方に視点をおいて、だんご作りをさせることにより砂と土の違いに気付かせる。さらに水の中に入れてかき混ぜる活動を通して砂や土の粒の大きさとの関係にも目が向けられるように構成した。それには、まず砂の感触を十分に味わわせながらその固まり方、水のしみ込み方、水との関係をとらえさせる。次に、コーヒー作りについて、沈む様子や水のにごり方などから粒の大きさに気付かせるようにする。
評価は、学習計画の話し合いの場面、砂場でのいろいろな物を作る場面で行うようにする。
(発表・操作・応答・つぶやき)
6 授業の実際
<本時のねらい>1/5〜2/5
砂や土の感触を味わわせながら自由に山や川を作る活動を通して、水のしみ込み方の違いや速さに気づかせる。
砂遊びの経験を話し合わせる
A 砂で遊んだことを発表する ○山と川とトンネルを作ったよ。でも水をかけないとかたまらないな。
○おとし穴をほった。 ○ままごともした。
○ダムもどうろも作った。
○だんごも作ったけどすぐ割れちゃった。
○バケツとスコップ、ビニール、コップをつかった。
●大きくてくずれない山やトンネルを作りたい。どうしたら作れるかというつぶやきもきかれ、ただいじるのではないという意識が十分はたらいていた。
工夫して上手に山や川を作って遊ぼう。 <砂場>
B 山や川やダムを作る ○ぼくたちは山を作ってトンネルを掘ろう。ダムも作りたい。
○水をかけた方がくずれないから水くみの人がほしい。
○わたしは川をほっていくよ。
●早く作りたい気持ちが先に立ってグループの相談がまとまらないうち作りはじめた者もいたが、自然に役割分担も決まって夢中で取りくんでいった。
●どのグループも山や川、池、ダムなどに挑戦していた。
川に水を流してみよう。
C 川に水 ○すぐとまってしまう。こまったなあ。
○やっぱり池に水がたまってこない