先端技術をとり入れた理科(物理領域)に関する教材・教具-026/47page
(1)タイマとして用いた実験例
1)斜面上の物体の運動
みぞのついた斜面を作り、金属珠を斜面上部の一点から落し、2点間の通過時間を調べる。
〔図3〕
このタイマーはスタート端子、リセット端子共接地電位にすればよいので、金属球の通過時に接点が閉じるようにしてあればよい。
ア)θを30゜45゜60゜のいずれかにし、斜面上部の接点を固定し、接点間を金属球が通過した瞬間スタートさせる。初速度を0にする場面なので、接点の直前上部から落す。スタートの接点から、斜面下方のストップ接点までの距離をxとして、その間の通過する時間をこの装置で測る。
〔図4〕
θ=
x〔cm〕 10 20 30 40 50 60 70 80 t〔sec〕 これを graph に処理する。
加速度を求めてみよう。 a=
イ)次にxを一定の値(50cm程度)にし、θを15゜〜75゜程まで10゜位づつ変化させ、データをとる。
〔図5〕
x= cm
θ 15゜ 25゜ 35゜ 45゜ 55゜ 65゜ 75゜ 75゜ t 次に、表から1/t2を計算し、更にθを正弦の値にして、整理し、graphに記入する。
sinθ 1/t2