小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-025/98page
観点・小問ごとの分析 対策の視点 横断歩道、しゃ断機の正答率は、それぞれ50%と67%と低い。 学校前の道路とかT字路と答えたものが多く、安全のための施設を設置しなければならない場所と間違えているものが目立つ。 学校前の歩橋の設置についての正答率も54%と低い。しゃ断機と混同しているものが多い。 る。
〇 道路の安全横断のための歩道橋の役割をしっかりおさえることが大切である。2 冬の室内暖房器具 ストーブ、こたつとも正答率96%と高いお茶、ポットなどと答えているものも少しある。 〇 暖戻器具の用途と委節をしっかりおさえることが大切である。 3 学校で働く先生のいる部屋 養護教諭、教頭先生のいる部屋のそれぞれの正答率は56%、58%と低い。 誤答例としては職員室や給食室と答えているものが多く、他の先生同様、職員室にいると思っていたり、給食のおばさんと混 同したりしている。 また、教頭先生については校長室と答えたものが多く、校長先生と混同している。 養護の先生、教頭先生という名前を正しく覚えていないようである。 〇 学校めぐりのとき、それぞれの部屋について名称をしっかり覚えさせると同時に、その部屋で実際に養護の先生や教頭先生から仕事の内容について簡単に話してもらうとより強く印象づけられる。
〇 先生方や働く人の職名を正しく覚えさせることが大切である。4 友だちの家の近くの様子の1年間の変化 あき地に駐車場ができたことを読みとったもの73%、アパートができたことを読みとったもの77%、スパーマーケットができたことを読みとったもの62%である。二つの地図をよく比較しないで、ことしの地図からのみ読みとっている例が見られる。
〇 簡単な絵地図をかいたり読んだりさせる経験を積むと同時に、単純な2つの絵地図を比べて相違点を見つけたり共通点を見つ:けたりできる力を育てていくことが大切である。