小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-027/98page
観点・小間ごとの分析 対策の視点 いからとまちがえたものが多い。 頭の三角布を使用するわけについての正答率は78%である。誤答としては、髪の汚れを防ぐためや、頭の保譲のためと答えて いたものが目立つ。 〇 三角布ばかりでなく、服装などからも衛生面にはじゅう分に気をつけていることに気づかせることが大切である。 4 いろいろな家庭の家族の仕事の様子 両親ともに勤めに出ている家庭についての正答率は51%とやや低い。 父親は勤めに出ているので家庭内の仕事はしなくてもよいと答えているものや、どこの家の母親も勤めに出ているので家族の 世話ができないと答えている誤答例が目立つ。 家族みんなで協力して仕事をするについての正答率は75%である。 〇 家族の仕事調べなどの活動を通し、家族の人々と仕事を1つ1つ対応させながら、家族ひとりひとりが分担し合って家庭内の仕事をしていることに気づかせることが大切である。
〇 自己中心的な考え方をし、自分の家の事情で判断しているようである。自分の家といろいろな職業の友だちの家と比較させながら、いろいろな家庭の家族の仕事の様子をとらえられるようにしたい。5 運動場の正しい使い方 雨の降った後の運動場の使い方の正答率は73%、運場場の用具をなかよく順番に使用するの正答率は86%である。 砂場は1生生だけが使用するもの、はやく来た者がひとりじめにして使用してもよいと自己中心的に答えているものも目立つ 〇 雨の降った後は土がやわらかくなり、そこを歩いたり走ったりするとあとでかわいたときでこぼこになり使いにくくなることに気づ かせるようにする。
〇 運動場の施設の使用については、学校の児童全員で共用しているという事実を社会科の授業ばかりでなくあらゆる機会と場をとらえて意識づけるようにする。観点(3) (思考判断)について
観点(3)の平均正答率は74%であり、小問によっては51%〜86%の差がみられる。 自分の経験したことや自分に都合のよいせまい範囲での解釈と判断が目立つ。自己中心的な見方、考え方からもう少し目を広げさせ、他との関連や、比較から物事を見たり考えたり判断したりできるようにする必要がある。