小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-032/98page

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領域・小問ごとの分析 対策の視点
〇 正答率が73%と、構造の違いがよく理解されている。一部に帆掛自動車をあげた誤答が見られる。 に目を向けて、自分から進んで物事を解決しようとする態度を養っておくことが大切である。
17 ゴムのはたらき
〇 正答率が48%であり、ゴムの本数が多く強く引いた方が物をよくとばすはたらきがあるという理解が不十分である。本数と引 き方のいずれか一方だけを見た誤答が多い。
〇 ゴムのはたらきについては、ほぼ理解されていると思われるが、本数と引き方の2つの条件が入ってきたときの関係がとらえられていない児童が多いので、日常の授業の中で条件の見方を養っておく必要がある。
18 磁石のはたらき
〇 正答率は83%であり、磁石のはたらきについてよく理解されている。磁石の同極の反発を考えた誤答が見られる。
〇 磁石には興味・関心を持っているが、磁石の性質については明確におさえてはいないので、それを補う学習の組み立てを考えていくことが大切である。
19 磁石の強さ
〇 正答率は88%と、強い磁石の引き起こす現象についてはよく理解されている。一部に磁石の形にこだわった結果によると思わ れる誤答が見られる。
〇 児童には、自分のそれまでの体験によって得た知識に固執することがある。形にこだわることなく、強弱を現象から決定できることを経験させていくことが大切である。
20 磁石につく物とつかない物
〇 正答率94%と、磁石につく物とつかない物の弁別がきわめてよく理解されている。
〇 日常生活の中での豊かな体験が、正しい知識を身につける上で大切な一面であることが認識されよう。身近な素材にはたらきかける活動を大切にしていきたい。
21 影のできる向き
〇 正答率が37%であり、日光と影の向きの関係についてよく理解されていない。誤答は影の大きさにのみ着目し、向きを考えて いないものが多く見られる。
〇 影ができることや物による影の大きさの違いは知っていても、太陽の方向と影の向きの関係に気づいていない児童が多い。影踏み遊び等の活動の中で実感としてとらえさせていく必要がある。
22 物による影の濃さの違い。
〇 正答率が40%と、物によってできる影の
〇 児童の経験はせまく、光を通す物は影ができないと考えている場合もあるので、いろい

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