小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-044/98page

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(2)理科
領域・小問ごとの分析 対策の視点
1 ヒマワリの芽ばえ
〇 正答率68%で、ほぼ理解されている。誤答の中では、アサガオの芽ばえと区別できないものが多い。
〇 芽ばえについても課題としての意識を持たせ、いろいろな草花の芽ばえの直接比較や、視点を決めた観察により、ふたばや本葉の形の特色をとらえさせる。
2 ヒマワリ、ホウセンカ、オシロイバナのたねと、成長のようす。
〇 正答率68%で、ほぼ理解されている。誤答の中では、ホウセンカとオシロイバナをとりちがえているものが多い。ヒマワリに ついての誤答は少ない。
〇 たねの大きさや形、葉の形や枝分かれの様子など、視点を決めて観察させることが大切である。
3 ヒマワリを大きく育てるための環境
〇 正答率90%とよく理解されている。しかし、観察の必要性から、のき下に植えた経験を、そのままヒマワリがよく育つ場所とし ているものも見られる。
〇 植えた場所による育ち方の違いを、太陽の光にあたる違いとおきかえて考えられるようにすることが大切である。
4 ヒマワリの観察の観点
〇 正答率63%で、ほぼ理解されている。しかし、日当りの違いが影響するものとして葉の大きさには気づいていないものが見ら れる。
〇 日当りが違うと変わるもの、日当りが違っても変わらないものといった観点を定めて観察させることが必要である。なお、日当りによる成長の違いという視点は、一貫して持ち続けられるようにする。
5 日なたで成長したヒマワリの葉の色と、花の大きさ。
〇 正答率55%であり、理解は不十分である。 太陽の光が葉の色に与える影響については花の大きさに与える影響よりも、理解されていない。
〇 葉の色は、肥料による影響も受けるので、栽培の際は場所や土質などもよく吟味し、光の影響を基本にして、わかり易い結果が得られるような栽培をすることが大切である。
6 ヒマワリの育つ部分
〇 正答率41%で理解が低い。これは、ヒマ
〇 観察にあたって葉にしるしをつける際、しるしをつける位置をばくぜんととらえさせる

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