小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-046/98page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 〇 正答率80%であり、よく理解されている。 イナゴ、モンシロチョウなど、その他の虫を肉食としているものの比率は3〜7%で多くはないが、食性の特徴をとらえていないという点で指導上注意を要する。 ろいろなえさを与えて好みを調べることなど、活動の多様化をはかりながら基本的な事項をおさえていくようにすることが大切である。 13 コオロギの飼い方
〇 正答率70%で、ほぼ理解されている。しかし、コオロギがかくれやすいような場所をつくることや、適当なしめり気が必要な ことの理解は十分とはいえない。〇 コオロギの住んでいた場所の観察を、コオロギを見つけることのできない場所との比較でとらえさせるなどの工夫をして、住み易い場所の条件に気づかせる。 14 アブラナのたねをまく時期
〇 正答率55%で理解は不十分である。誤答傾向としては、オシロイバナを秋まきととらえているものがかなりの比率をしめてお り、経験の不足が感じられた。〇 3年の学習内容から見ても、秋まきのアブラナなどの種まきは、ぜひ児童の手で行せたいものである。 15 秋に実る草や木の実
〇 正答率45%で理解が低い。誤答傾向を見ると、サクランボ、アブラナ、ブジなどを秋に実るとしているものが、それぞれ20% 近くに達している。花までの観察はよくするが、実を結ぶまでの学習は少ないことによるのではないかと思われる。〇 季節の特徴を草木の様子からとらえられる野外活動を充実するなど、幅の広い学習を推進することが重要と思われる。 16 さとう水のこさの見分け方
〇 正答率79%で、よく理解されているが、こさをさとうの量からだけ考え、水の量と合わせて考えることができないと思われる ものもかなりいるようである。〇 「とける」を、とける物ととかす物の両面から見ること、すなわち、変化するものと変化させるものの両面から見る習慣を身につけ させることが大切である。 17 せっけんの溶け方くらべ
〇 正答率31%と低く、よく理解されていな〇 学習の展開にあたっては、何を調べるのかねらいを明確にした進め方をする。