小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-048/98page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 〇 正答率63%で、ほぼ理解されている。しかし、誤答例を見ると、(ア)を選択したものがかなりおり、おもりと傾きの関係はかな らずしもとらえられていない。 おもりによるおもちゃの動きを推測できるような活動を重視する。 22 おもりで動くおもちゃの選別
〇 正答率86%であり、よく理解されている。 誤答理由としてはおもりのはたらきをとらえていないことがあげられるが、誤答傾向に特別のかたよりはない。〇 おもりの大きさ、つける位置を変えるなどして、おもりのはたらきが経験的にとらえられるように展開する。 23 つりあうやじろべえの選別
〇 正答率35%であり、よく理解されていない。誤答では(ウ)と(エ)を選択したものの合計が58%にも達し、左右対象の形が安定を感 じさせているのではないかと推測される。〇 おもりの位置、大きさを、いろいろ変えながら、つり合うやじろべえは、必ずしも左右対称でなくてもいいことを経験的にとらえさ せる。左右対称なやじろべえでも、おもりのつけ方によってはつりあわなくなることを経験させる。 24 まめ電球がつく回路の選別
〇 正答率97%と高く、きわめてよく理解されている。誤答の中では(オ)を選択できなかったものがめだつが、これは導線の長さが 思考を妨げていたのではないかと推測される。〇 基本的な閉回路の概念をよくとらえさせることが重要である。そのため、まめ電球がつくための条件を見つけさせるなどの工夫が大切となる。 25 電気を通すものの選別
〇 正答率97%と高く、きわめてよく理解されている。誤答例を見ると、そのほとんどは実験のしかたが妥当でなかったものと推 測される。〇 この学習では、導線の接触のさせ方や接触させる場所により、さまざまな結果がでるものである。そこで展開にあたっては致密な計画と周到な準備、個別に結果を確認するなどきめの細かな指導が大切である。 26 まめ電球のつく回路の配線
(1) まめ電球のつく回路の作図
〇 正答率63%であり、ほぼ理解されてい〇 乾電池やスイッチの配置や向きなどが変わっても、閉回路ができれば点燈することを、