福島県の中学校の学習に対する意識と行動-049/115page
3 授業に望むこと
全般に問題解決のための方法をすぐに求めるような,結果里親の依存的な意識が伺え,主体的な学習意識が低いと言える。そして,このような傾向は,学年が進むにつれて強まると言える。また,下位の生徒ほど,形成的な評価や意欲を高める指導など,課題解決の過程を重視した指導を求めているが,同時に「特にない」とする回答が多いことが気になるところである。
(1)小説,詩,説明文などを読み取るとき
小説、詩、説明文などを読みとるとき 「読みとり方のポイントを教えてほしい」が最も多く(約40%),次いで「特にない」が多い。また,他の学年に比べて3年生に「私の考えを出せるように」と「私の考えを生かして」とする回答が少なく,「ポイントを教えてほしい」がやや多い。
小説・詩・説明文などを読みとるとき(2年) 下位の生徒に「話し合いをきちんと整理して進めてほしい」とする回答が多い。