福島県の中学校の学習に対する意識と行動-085/115page
「あきらめてしまう」が「好き」な生徒には皆無であるが「嫌い」な生徒ほど多い傾向にある。「図や思い浮かんだことを書きながら」は好きな生徒ほど多く,嫌いな生徒では50%をきる。「頭のなかで見通しをたてる」は「嫌い」な生徒に比較的多い。
5)グループで問題を解くとき
グループで問題を解くときどうするか(学年別)
半数以上の生徒が「積極的に自分から考えを出す」と回答し,「後で解き方を教えてもらう」とする回答が約30%,「他の人に教えてやろうと考えて取り組む」が約10%である。また,学年が進むにつれて「後で解き方を教えてもらう」とする回答が増加する。「進んで参加しない」とする回答は2年生に特に多い(約10%)。
グループで問題を解くときどうするか(成績別2年) 成績が下位の生徒ほど「進んで参加しない」,「後で解き方を教えてもらう」とする回答が多く,「積極的に自分から考えを出す」,「他の人に教えてやろうと考えて取り組む」とする回答が少ない。しかし下位の生徒でも約35%が「積極的に自分から考えを出す」と回答している。