より良く生きるための学力を求めて-027/64page

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3 本県の中学生の学習に対する意識と行動

本県の高校生については、センター試験や各種テストから進路実現を可能とする学力についても、ある程度まで分析することが可能である。
しかし、小・中学生の場合は、一部で実施されている標準化されたテスト以外には、全国での本県の学力の位置付けを知ることはなかなか困難な状況にある。そのため本センターでは、平成7年に『学力到達度調査事業」を行い、本県の全国での学力的な位置付けを明確にする予定である。それによって本県の小・中学生の学力が「全国」というスケールの下で相対的に評価できるようになるものと考えられる。

一方、学力の到達度とは別に、児童生徒の学習に対する意識と行動についても調査し認識することが、より適切な指導を求めていく上で不可欠である。
そこで、平成6年度は、中学生を対象に学習に対する意識と行動を調査した。学習に対してどのような意識を持ち、どのような学習行動をとっているか。そしてどのような学力が身についているか。こういった観点に立って、学習一般、国語、数学、英語のそれぞれについて調査した。

なお、ここに紹介するものは、「所報」114号に掲載したものである。詳しくは、「平成7年度センター紀要」または、近日完成予定の調査報告書をご覧いただきたい。


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