平成9年度学力到達度調査研究-009/62page
(4) 特に弱点と考えられる「中領域」と小間
1) 「修飾・被修飾の理解や主述の理解」(中領域番号3-9)
本県通過率 全国比 平成7年度全国比
平成9年度全国比
70 80 90 100 110
修飾・被修飾の理解(間もなく) 60 97 63 102 修飾・被修飾の理解(とても) 19 79 21 88 修飾・被修飾の理解(黒っぽい) 76 96 79 100 修飾・被修飾の理解(自然に) 34 83 41 100 修飾・被修飾の理解(静かな) 62 90 68 99 主語の理解(太郎は一行った。) 35 64 35 64 主語の理解(こどもたちは一帰った。) 52 83 51 81 主語の理解(青は一あたえる。) 22 71 23 74
ア 今回の調査では,「修飾・被修飾の理解」と「主語の理解」を比べると,「主語の理解」の方が全国比が低い。「修飾・被修飾の理解(とても)」の全国比は88であるが,それ以外は全国平均とほぼ同じである。また,「主語の理解」は,3問すべてが全国比81以下であり,中でも「主語の理解(太郎は一行った。)」の小間は全国比64と,特に低い。
イ 前回と比べると,「修飾・被修飾の理解」は,5問すべての全国比が上昇した。
2) 「語の構成と成り立ち」(中領域番号3-8)
本県通過率 全国比 平成7年度全国比
平成9年度全国比
70 80 90 100 110
熟語の成り立ち(急流) 25 76 29 88 熟語の成り立ち(往復) 16 89 13 72 熟語の成り立ち(残留) 13 87 15 100 熟語の成り立ち(人造) 25 96 25 96 熟語の成り立ち(不幸) 33 100 30 91 漢字の調べ方(画数) 85 97 89 101 漢字の調べ方(部首) 80 94 86 101 漢字の調べ方(音訓) 65 92 76 107
ア 今回の調査では,「漢字の調べ方」の3問すべてが全国平均を上回っているが,「熟語の成り立ち」は,ほとんどが全国平均を下回っている。
イ 前回と比べると,「漢字の調べ方」は,3問すべての全国比が上昇した。