平成9年度学力到達度調査研究-010/62page
3) 「書いた文の見直しと叙述の工夫」(中領域番号2-7)
本県通過率 全国比 平成7年度全国比
平成9年度全国比
70 80 90 100 110
※ 漢字の使い方がまちがっている文を選ぶ問題 推敲(成積→成績) 32 94 30 88 推敲(保険室→保健室) 87 105 85 102 ※ 「流れる」の文脈上の意味にあった文を選ぶ問題 叙述の工夫(水が流れる) 68 99 66 96 叙述の工夫(汗が流れる) 83 98 84 99 叙述の工夫(遠足が流れる) 94 100 94 100 叙述の工夫(音楽が流れる) 91 102 90 101 叙述の工夫(うわさが流れる) 91 103 89 101
ア 今回の調査では,「叙述の工夫」は,「叙述の工夫(水が流れる)」を除き全国平均に近い。しかし,「推敲(成積→成績)」の全国比は,88と低い。
イ 前回と比べると,7問中5問の全国比が低下している。
(5) 全国比95未満の小問((4)で検討したものは除く)
中領域番号 本県通過率 全国比 平成7年度全国比
平成9年度全国比
70 80 90 100 110
漢字の読み(容易) (4-11) 49 129 31 82 漢字の読み(採用) (4-11) 73 101 62 86 漢字の書き(編む) (4-11) 50 88 51 89 指示語が指す内容 (1-2) 72 94 71 92 漢字の読み(織物) (4-11) 86 101 80 94
1) 今回の調査では,「漢字の読み(容易)」が全国比82と最も低く,次いで「漢字の読み(採用)」が全国比86,「漢字の読み(編む)」が全国比89となっている。また,全国比95未満の小間5間中,「漢字の読み」に関する小間が3問,「漢字の書き」に関する小間が1問であることから,中領域「4-11漢字の読み書き」に偏っていることが分かった。
2) 前回と比べると,「漢字の書き(編む)」を除く他の4問の全国比が低下している。特に「漢字の読み(容易)」は47ポイント低下している。