(1) 手を携えて
校内の連携・共通理解というと特別なことと考えてしまいがちです。自校の教育相談推進のために,改めて,以下のような点を確認したいものです。
○ |
日ごろから,教師間の人間関係づくりを心がける。 |
○ |
休み時間等に,児童生徒の話題を取り上げたり,情報を交換したりする。 |
○ |
共通理解では,まず教員一人一人の多様な考え方・見方を認め合った上で,実際の取り組みは,同一歩調で当たることを基本にする。 |
○ |
「一人に任せない,一人で抱え込まない」(何かあったらすぐに誰かに話をする)を基本にする。 |
○ |
連携の組織(チーム)は,日ごろの多忙な現実から,担任をサポートする考えで担任プラス一人を基本にする。 |
○ |
管理職自ら,何でも話し合える雰囲気づくりをする。 |
|
(2) スクールカウンセラー(SC),心の教室相談員を生かす
学校内におけるスクールカウンセラー(SC),心の教室相談員等を特別な存在ととらえていませんか。配置校では,これらの人材を十分活用するために,以下のような点に留意したいものです。
○ |
職員室に机を配置する等,校内組織の一員として受け入れられやすいようにする。 |
○ |
休み時間等に,教師の方から話題を投げかけ,交流できる雰囲気づくりをする。 |
○ |
SCの多くは,臨床心理の専門家ではあっても,学校教育の専門家ではない。教師がSCの助言を児童生徒の対応に生かすことを基本にする。 |
○ |
SCや心の教室相談員に,児童生徒が取り上げられたと思ったり,任せきってしまったりすることではない。児童生徒の問題に,多様な側面から,連携してかかわれるようにする。 |
|