サイコロを振って
「一回目の話題○○○○○」と板書します。
6 この列の人,立ってください。この列も……。立った人が先に話し手になります。 |
立たせることで役割を明確にします。次に,隣の列に向かって,
7 この列の人,立ってください。この列も……。立った人は,まず聞き手になります。 |
上手な座り方(離れすぎず,少し斜めに)のペアを見付けて,
9 この組のように,近付いて少し斜めに向かい合うと話しやすいよ。 |
10 話し手の人は,先生が「やめ」と言うまでがんばって話し続けましょう。 |
観察しながら活動の仕方が分からない児童に簡単に指導します。話す時問は30秒程度でいいでしょう。
(様子を見て,ほとんどのペアが話し終わっていたら止めます。)
13 話を聞いてくれて「ありがとうございました。」とお互いにお礼を言いましょう。 |
(先生が言う前にあいさつをする児童がいると思います。その時には,その児童をほめることによって上の指示に替えます。)
14 今度は,話し手と聞き手を交代します。話題は同じです。では,どうぞ。 |
15 今度は,相手を替えます。この列の人,立ってください。この列もこの列も。一番前の人は, 同じ列の一番後ろに座ります。そのほかの人は一つずつ前にずれます。はい,今度はその人が相手です。はい,「よろしくお願いします」の握手。 |
このように,話題を決めて繰り返します。いかがでしょう。
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上の図のように,話し手と聞き手,そして,相手を交代して進めます。話題も変えることによりリズミカルに対話の学習を進めることができます。単元の導入において,「話すこと・聞くこと」についての学習を進めるということを児童に気付かせることができる方法です。一回りしたら,今度は,列ことに移動すれば,また新しい相手と対話することができます。このように,何度も繰り返すことにより,対面して真剣に話すことへの児童の抵抗感をやわらげるとともに,相手に分かりやすく話すためにはどうすればよいのだろうかという課題意識を持たせることができます。授業では3回話題を変えましたが,児童は,徐々に自分なりに工夫して話すようになってきました。 |
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