すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-011/114page
【場面3】大正時代をネーミングする活動
個人でネーミングしたものを学習班で話し合い,学習班としてのネーミングを考える 班の代表者が,全体の場で班のネーミングを,その意味も含めて発表する KJ法で類型化しながら話し合う
生徒たちは,ネーミングする活動を通して,大正時代には民主主義的な考え方が広がったり,現代の生活にも結び付く大衆文化が登場したことなどに気付いたようです。そして,15年という短い期間ながらも,政治,社会,文化に大きな進展があった大正時代の時代像を自分なりにとらえることができました。
「学習班」で練り上げたネーミング
○ 現代社会につながる革命的な時代
○ 市民の生活や権利が向上した自由な時代
○ シーソーのような不安定な時代
○ 短い期間ながら,たくさんのことがあった時代
【場面1】アメリカ合衆国のイメージの発表,おおまかな特色をつかむための調査活動
◆ ワークシート1
アメリ力合衆国に対するイメージを自由に出し合いました。その上で,次の各項目について簡単な調べ学習をしました。○ 面積,人ロ,輸出額
○ 主要農産物の生産地位
○ 主要鉱産資源の生産地位
○ 主要工業製品の生産地位「世界の中心」「強い国」「自由な国」「様々な分野で上位に名前を連ねている」等,アメリ力合衆国のスケールの大きさや強大な力を認識させた上で,『アメリ力合衆国は,本当に世界のトップリーダーなのだろうか?』という,それまでの生徒のイメージを揺さぶる学習課題の設定につなげていきました。こうすることで,アメリ力合衆国を多面的・多角的に考察していくことが可能であると考えたからです。
《ワークシート1》