すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-012/114page

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主な学習活動・内容
 
【場面2】
 黒板を三つに区分し,課題に対する最初の「自分の立場」を名札マグネットで示すように指示する。数名の生徒を指名し,その理由や根拠を発表させる。
 この単元の学習では,学習の過程で「今の自分の立場」を名札マグネットで確認する時間を,何回か設定することを告げる。さらに,自分の考えが変われば立場を移動してよいことも認める。
 「学習班」は生徒の実態(特性,人間関係等)を考慮し,教師が編成しておく。(1班5〜6名:全6班)
学習班の話し合いの中で,教師が提示した追究課題(@〜D)を分担させる。
     (一つの課題を一名ないし二名で担当する)

2 学習課題を設定し,課題解決のための見通しを持つ

アメリカ合衆国は,本当に世界の
   トップリーダーなのだろうか?


(1) 課題に対する自分の立場を名札マグネットで示しながら全体で話し合う

(2) 「学習班」で追究課題を分担する

【追究課題】

@ 自然・歴史・文化
A 工業力
B 農業生産力
C 経済力・軍事力
D 内部にかかえる問題






矢印



矢印
《調べる段階》 (3〜5/9時間)

3 「調査班」を編成し,追究課題の調べ学習をし,その成果をまとめる
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【場面3】
 同じ課題を調べる生徒同士で「調査班」を編成し,調査計画(ワークシート2)を作成した上で調べ学習を行わせる。
 調べた結果は,生徒の個性や特性が発揮できるように自由な形式でレボートとしてまとめさせる。また,その中には感想や自分の考えを入れるように指示する。

《練り上げる段階》 (6〜8/9時間)

4 もとの「学習班」に戻り,調査結果を相互に発表し合い,意見交換する
    

(1)調査結果を発表する
(2)質疑応答をする
(3)「調査班」に戻り,意見交換する
(4)再び「学習班」で不十分だった点を補充し合う
(5)課題に対する自分の立場を名札マグネットで示す

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【場面4】
 もとの「学習班」に戻らせ,「調査班」で作成した レポートをもとに発表させる。発表者は自信と責任をもって発表するとともに,聞き手はワークシート(3)に要点をメモしながら真剣に聞くように指示する。
質疑応答も適宜行わせる。


     授業実践例

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