すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-013/114page

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【場面2】名札マグネットの活用

 

右の写真のように,三つに区分した黒板に名札マグネットを置いて,自分の立場を表しながら話し合いや討論をする活動を導入しました。

 「生徒の居場所」をつくり出すことで,生徒一人一人に学習への参加者としての自覚を持たせることや全体の中で他者との立場を比較検討できることなどの効果があります。さらに,考えを練り上げていく作業には有効な手法です。この単元では,自分の考えが変わったら立場を移動してよいことを認めた上で,@単元の最初,A学習班での調査結果の共有化後,B全体討論の最中,C全体討論終了時にこの活動を設定し,考える力の育成を図りました。

名札マグネット

【場面3】「調査班」での調べ学習

◆ ワークシート2(調査計画表)
 調査班では,まず調査内容・方法 分担等を話し合い,調査計画を作成しました。
 また,グループ活動の重要な要素〔役割分担の明確化,班員の創意工夫,協力体制〕を理解させた上で活動させました。
《ワークシート2》
ワークシート2

◆ 調査結果のレポート
 B4サイズのファックス原稿用紙に,自由な形式でまとめさせました。
一つ一つのレポートに生徒の個性や特性が表れていて工夫されたものがたくさん見られました。
 また,レポートの中には必ず感想や自分の考えを入れさせました。完成したレポートは,生徒全員分,印刷・製本して配付しました。
《生徒の作成したレポート》
生徒の作成したレポート

【場面4】もとの「学習班」に戻っての話し合い活動

 
《ワークシート3》


 大部分の生徒は,一人で発表することになるので責任感も養われます。自信のない生徒は,一番最後にまわしてもらうなど班の中で工夫している様子が見られました。聞き手の生徒は,右のようなワークシートに発表の要点をメモしていきました。

話し合い活動

ワークシート3
   

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