すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-057/114page
4 曲げ加重・釘の接合力を調べる装置
材料の曲げ加重
(1)教材の特徴
@ 木材の繊維方向による強さの違いが数量的に比較できる。
A 木材と木質材料または金属材料など,材質による強さの違いが比較できる。
(2)使用方法
試料を台座にのせてターンバックルを回転させ,加重を加え試料が折れるときのヘルスメーターの値を読みとる。
試料を換えて実験を行い,曲げに対する強さを数量的に比較する。
釘の接合力
(1)教材の特徴
@ 木ロに釘を打った場合抜けやすいことに気づき,長い釘を使用しなければならないことが分かる。
A 材質によって釘の長さを考えることができる。
B 釘の打つ方向によって強度が異なることが分かる。
C 釘と木ねじの接合力を比較し,木ねじの接合力の大きさが実感できる。
(2)使用方法
釘を打ち付けた試料を台座にのせ釘の頭をかけた金属を押すように力を加え,釘が抜けるときの値を読む。
材料や釘の長さを変えて,接合力の違いを数量的に比較する。