すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-100/114page
実践の紹介「ほめる・受け止める」
ここで紹介するものは,人とかかわる基本的な技能を高めるための「ほめる・受け止める」の指導例です。小学校高学年での実践をもとにしていますが,小学校低・中学年や中学校への応用も可能です。なお,昨年度発刊した教育実践資料集の中の「アサーティブな自己表現の力を身に付ける授業」も参考になります。
活動名 :「ほめる・受け止める」 ねらい :相手のよさを認めることやそれを素直に受け止めることが,両者にとって好ましい人間関係を築くことを捉えさせる。 期待する子供の意識 :「友達のよいところを認めて伝え合うと,お互いに気持ちがいいなあ。普段の生活でも,やってみよう。」
1 ウォーミングアツプ
学級全体の雰囲気を和らげたり,ロールプレイヘの抵抗を取り除いたりするために,授業の始めに位置付けて行います。そのウォーミングアップを行う際は,主活動との関連を考えて設定することが大切になります。次に,ウォーミングアップの例を紹介します。