『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-026/142page
図1のような指導計画を立てました。
3 授業の実際
1 オリエンテーション
初めに,ALTによる「今回のテーマ」に関するモデルスピーチを聴きました。その後,図2を見ながら,活動のねらい・発表のテーマ・活動の進め方を理解し,活動の見通しを立てました。
2 「紹介するもの」を決める。
各自が,宝物のように大切にしている物や人物,ペットなどの中から,自由な発想で「紹介するもの」を決めました。
〈実際に生徒が選択した「紹介するもの」〉
家族(祖父母,父母,兄弟),友人,本,CD,部活動で使用したもの(ユニフォーム,ラケット,竹刀など),ペット(犬や猫など),バッグ,映画など3 「紹介するもの」のイメージ化を図る。
図3のように,一語または短い表現で「紹介するもの」に関するイメージマップを作成させました。日本語または英語のどちらを使ってもよいこととしました。このイメージマップを作成することで「紹介するもの」に関するイメージが,さらに明確なものとなりました。
4 発表の構想を練る。
発表の構想を練るにあたっては,次の2つのことについてまとめました。
(1) 話の展開(スピーチの構成)
今回の活動は,3年間の学習を踏まえ,パラグラフを意識したまとまりのある発表内容にさせたいと考えました。そこで,原稿を書く前に,次のぺージの図4の例をもとに,序論・本論・結論と展開する構成について理解させました。次に,次のぺージの図5を用いて,自分のスピーチについて考え,序論・本論・結論ごとに発表内容を箇条書きでまとめました。