『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-058/142page
Q3 新しい教科書にあるコンピュータを用いた音の計測で,ソフトや計測機器はどうしたらよいのか? A マイクとスピーカと対応ソフ卜さえあれば簡単にできます。(最近のWindowsのパソコンでは,音を取り扱うためにサウンドカードが標準で装備されています。この力ードを介して音の出入カが可能になっています。)音を計測するには,データ解析用としてオシロスコープの代わりになるようなソフトが必要です。これらのソフトの多くはオシロスコープを扱うときのような専門的な知識をあまり必要としません。また,特定の周波数を出すソフトがあると便利です。ここでは,データ解析用として「サウンドモニターソフトFFT Wave」,音声出力用として「多機能高精度テスト信号発生ソフトWaveGene」を紹介します。
◎ サウンドモニターソフトFFT Wave デー夕解析用 (シェアウェア1,000円 2002年 3月末現在)
マイクを通してコンピュータに取り込んだ音をリアルタイムで表示することができます。たとえば,右図は,次に紹介する音声出力ソフトで出力した400Hzの音を取り込んだものです。また,ドレミ表示などもできます。
詳しくはこのソフトの著作者のウェブページ http://www2.tky.3web.ne.jp/~nozu/ を参照してください。
ソプラノリコーダーの「ラ」の音=440Hzを取り込んだもの
キーボードで「ドミソ」の和音を取り込んだもの
◎ 多機能高精度テスト信号発生ソフト WaveGene(forWindows95/98/NT4)音声出力用 (フリーウェア)
このソフトは,様々なテスト用音声信号を発生させ,サウンドカードや,Waveファイルヘ出力するソフトです。3音同時に出力することもできます。右図はその設定画面です。
詳しくはこのソフトの著作者のウェブページ http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/wg/wg.html を参照してください。