『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-079/142page

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3 水滴発電機と静電モー夕ーの原理

<水滴発電機>

 @ 水滴とノズルの摩擦などでA1が+に帯電すると,A1に接続されたB2が+に帯電する。
 A ノズルB3から落ちる水滴に,−が誘導される。
 B −に帯電した水滴はB1にたまる。
 C B1に接続されたA2が−に帯電するので,ノズルA3から落ちる水滴は+に帯電する。
   こうして@〜Cを繰り返しながら,A1,B1にたまる電荷は大きくなる。

水滴発電機
 ※ このような簡単な構造であるが,10〜20kVの高電圧が発生する。

 

<静電モーター>

 @ 図のように,A極が+に帯電すると,A極に近いI部に負電荷が誘導される。I部とA極との間に引力が,働くことにより回転子が右回りに回転する。
 A 引力によりA極がI部と接触すると,I部に正電荷が移動する。
 B A極とI部との間に斥力が働き,A極は回転子から離れるとともに,回転子は右回りに回転する。

 こうして次々に,負電荷誘導,接触や斥力による反発を繰り返しながら回転子は回転する。

静電モーター  
 ※ 電気量が少ないときには,働く力が弱く,モーターは回転しない。

参考:平成13年度全国理科教育センター協議会物理部会発表収録


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