『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-081/142page
B ピアノ線をすき間パットの内側にはめ込んで,容器を逆さにしてもすき間パットが落ちないようにする。
(3) アルミ底ふたの取り付け方
@ 容器の開ロ部を上にし,容器にアルミ底蓋を黒色の面が内側になるようにのせる。
A アルミ接着テープを容器の側面に1周するように巻き付けて貼る。このとき右図のように開ロ面から約1.5pになるようにする。
B 上側にはさみで切り込みを入れ,折り曲げやすくする。
C 切り込みから折り曲げて丁寧に密着して貼りつける。
2 α線の飛跡の観察
放射線の飛跡を霧箱でみる場合,質量の大きいα線の方が散乱されないため,比較的見やすい。
ここでは,市販の放射線源であるマントルからのα線の飛跡を観察する。[準備物]
簡易型霧箱,マントル,ドライアイス(1kg程度),ガーゼ,エタノール,ピペット,ポケットライト,軍手,注射器(針なし),三方活栓
[実験]
(1) 容器側面の穴から,ピペットのアルコールを容器の底にはめ込んであるすき間パッ卜全体に,できるだけ均一にしみこませる。
(2) 注入が終わったら速やかにゴム栓をする。
(3) 軍手をはめ,容器がのる大きさのドライアイスをガーゼの上に置く。(凍傷防止に留意)
(4) 容器をドライアイスの上にのせる。
この時,容器が水半になるようにガーゼで調整する。(水平でないと飛跡が斜めに流れる。)