『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-116/142page
学習の実態を考え,Web小学校社会科学習資料集の活用法を3段階のステップで考えてみましたので,下記のURLを参考にして下さい。
<参照URL http://www.center.fks.ed.jp/08joho/tsuka/web2/PAGE001.HTM>
8 学びの道具としてのコンピュータ活用
「教育の情報化プロジェク卜」における目指すべき具体的な小学校段階の目標は,
○ 小学校のうちにすべての児童がコンピュータやネッ卜ワーク等にごく身近な道具として慣れ親しみ,何の抵抗感もなく自由に使いこなせるようにする。
○ 小学校のうちから児童の発達段階に応じて,情報モラルに関する指導を充実するとともに,豊かな人間性を育む「心の教育」も一層の充実を図る。となっています。
授業の実践からも明らかになったように,個に応じた柔軟な指導を行うためには,ネットワークの教育的活用は今後ますます必要になってくるものと考えられます。児童の発達段階に応じた学びの道具として,より効果的に活用するためにも,情報教育に関わる全体計画を作成してみてはいかがでしょうか。
詳しくは,「小・中学校における情報教育の推進に関する研究:北海道教育研究所:平成10年」
を参照して下さい。<参照URL http://www.center.fks.ed.jp/08joho/tsuka/web1/PAGE001.HTM>
9 おわりに
自ら学び自ら考えるカを育てるため,情報ネットワークを取り入れた授業構成や指導方法の工夫と改善が重要視されてきています。授業者が日々の授業の積み重ねにより,単元のねらいと児童の学習の実態に応じて,その都度よりよい学習の姿を描き組み合わせて実施したとき,ネットワークの機能がより効果的に発揮されるものと考えます。また,年間を通して計画的・継続的に活用することにより,学びの道具としての効果がより一層期待できるものと考えます。