ここで紹介するのは,「人間関係をつくるカ」を育てるための「自己肯定感」を高める指導例です。昨年は小学校高学年での実践をもとに「人とかかわる技能」について紹介しましたが,ここでは中学校での実践をもとにしています。
活動名 :『みんなからの手紙』
ねらい :聞き取り活動や手紙を通して,友達のよさを知るとともに,自分への理解を深める。
期待する子供の意識:「友達は,どんなことを頑張っているんだろう。友達のよさを見付けて伝えてあげよう。」 |
※ 準備物:@「みんなからの手紙完成例」(後出資料1),A「みんなからの聞き取り表」(後出資料2),B「振り返りカード」(後出資料3),C「(名前カード・手紙用紙が入った)封筒」(後出資料4.5) (@,Aは掲示用の拡大版も用意する)
1 ウォーミングアップを行う
授業の始めには,取り組む前の緊張をやわらげたり,雰囲気を盛り上げたりしてその後に続く活動の意欲を喚起する活動を行います。
〈例1〉 「4つの窓
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〈例2〉 「笑顔でご挨拶」
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◇ みんないろいろ感じていたけど,今日は友達のよかったところを見付けて,それを伝えてあげる活動をしましょう。 |
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◇ みんな積極的に挨拶して,こころも身体もしっかりと今日の活動の準備ができました。それでは今日の活動に入っていきましょう。 |
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ウォーミングアップでは,主活動へのつながりや関連を考え活動を設定することになりますが,まずは,生徒が抵抗を起こさずに交流できる活動を考えることが大切です。