『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-131/142page

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2 内容,方法を説明する

 活動の始めには,内容やルールの説明をします。説明は分かりやすく,生徒の興味・関心を刺激することが大切になります。

◇ これが「みんなからの手紙」の完成例です。
 (拡大版を黒板に掲示する)
  「みんなからの手紙」は,

 ・『自分で書く部分』
 ・『友達から聞いたことを書く部分』
 ・『応援メッセージ部分』

 の3つの部分があります。

◇ 「みんなから」の意味は,みんなの代表として(3つの部分を)書くということです。
 ですから,(個人からの手紙ではなく)みんなからの手紙になるよう,書いた人が分からないように進めます。
  では,その進め方,手順について説明します。

☆ みんなからの手紙完成例
みんなからの手紙完成例

      

  モデリングを行う

 口頭で説明するだけでなく,実際に演じて見せたり,やってもらったりすると,イメージがふくらみスムーズな活動につながります。

モデリングを行う

◇ これから進め方の例を見てみましょう。みんなは,さんを中心に見てください。
;(封筒を開け,中のカードの名前を確かめる。封筒を机に置き,聞き取る人を捜し出したAにBが声をかける)
B; Aさん,お願いしま〜す。(カードを提示しながら)この友達のプラスのことを教えてください。
;え〜と,(少し考えて)いつも元気な声であいさつしてくれて,すごくさわやかな気持ちになります。
  〈Bは書き取る様子で聞く〉
  じゃあ今度は,(力ードを提示しながら)この友達のプラスのことを教えて下さい。

B;その人はね,部活動にいつも一生懸命で頑張っているから,すごいなあと感じています。
;<Aは書き取る様子で聞き,その後>教えてくれてありがとう。(握手をする)

◇ このように,協力しながら聞き取りを進めましょう。一人から1つ聞き終えたら,次の人を捜して聞き取りを進めてください。聞き取りの後は,手紙を書いて提出します。(ルールも確認する)


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