研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 016/042page
(7) 父母との連けいは、特にどんな配慮をしているか。
(上段人員、下段%)
事 項 小 校 中 校 高 校 A B C A B C A B Cア 教育方針の理解・徹底 82 66 64 43 34 39 26 20 22 38.0 33.5 29.9 36.8 31.5 34.5 25.2 22.7 22.9イ 父母の意見聴取 20 17 19 7 8 9 4 6 4 9.3 8.6 8.9 6.0 7.4 8.0 3.9 6.8 4.2ウ 家庭との連絡 47 54 59 29 29 28 44 41 46 21.8 27.4 27.6 24.8 26.9 24.8 42.7 46.6 47.9エ 学校経営の協力 21 19 17 14 15 13 8 6 6 9.7 9.6 7.9 12.0 13.9 11.5 7.8 6.8 6.3オ 子どものしつけと行動 46 41 55 23 22 24 21 15 18 21.3 20.8 25.7 19.7 20.4 21.2 20.4 17.0 18.8カ その他 1 0.9配慮している内容について、比率の高い順に2、3をあげると次のようになる。
小・中学校
教育方針の理解・徹底−家庭との連絡、子どものしつけと行動高等学校
家庭との連絡−教育方針の理解・徹底−子どものしつけと行動
具体的な内容をまとめてみると次のようである。小学校
ア 相互の考え方、うけとめ方について、具体的場面で共通見解に立つよう配慮すべきである。
イ ー方的な話し合いを改め、じゅうぶん討議できる組織体制が必要である。
ウ 具体的な方針により、一体となった教育活動を展開する必要がある。中学校
ア 学校組織体制を明確にし、具体的な方針により共通理解をはかるようにする。
イ 教育活動における学校、家庭の役割について共通理解し、同一歩調に立つ必要がある。
ウ 学校・家庭の生活が率直に反映するような連絡提携が必要である。高等学校
ア 教育方針に時代性と具体性をもたせ、学校・家庭・地域社会が一体となった教育活動を展開する。
イ 相互に自信と信頼を高めるよう、連絡を密にし、協議の機会を多くする。
ウ 生徒指導について、おのおの役割を自覚し、協力し合うようにする。
エ 生徒の学校、家庭、地域社会における生活の情報交換を密にし、助言と相談を強める必要がある。
オ 具体的な生徒指導対策により、協力的に実践する必要がある。
カ 進路相談、家庭訪問等の機会を多くし、相互信頼感に立った進路指導が必要である。
キ 「学校だより」、「家庭通信」など、具体的かつ速報的な指導体制により、生徒指導の徹底をはかる必要がある。