研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 018/042page
(9) 地域の変ぼうをどう受けとめ、どんな対策が必要と思われるか。
(上段人員、下段%)
対 策 小 校 中 校 高 校 A B C A B C A B Cア 都市化にともなう個性啓発 11 9 11 3 5 6 5 4 3 6.1 5.0 6.4 2.9 5.2 6.8 5.5 4.4 3.4イ 過疎現象にともなう広域化 31 28 26 18 18 14 3 3 2 17.1 15.6 15.0 17.6 18.8 15.9 3.3 3.3 2.2ウ 過密化にともなう施設設備 7 7 6 2 1 1 2 3.9 3.9 3.5 2.0 1.0 1.1 2.2エ 変ぼうに応ずる生徒指導 57 65 55 48 44 45 48 45 46 31.5 36.1 31.8 47.1 45.8 51.1 52.7 49.5 51.7オ 交通安全教育 69 63 72 29 25 18 33 33 32 38.1 35.0 41.6 28.4 26.0 20.5 36.3 36.3 36.0カ 公害防止 2 4 1 2 1 2 1 2 4 1.1 2.2 0.6 2.0 1.0 2.3 1.1 2.2 4.5キ その他 4 4 2 2 2 1 2 2 2.2 2.2 1.2 2.1 2.3 1.1 2.2 2.2地域の変ぼうをどう受けとめているかについて、比率の高い順に2、3をあげると次のようになる。
小学校
交通安全教育−変ぼうに応ずる生徒指導−過疎化現象にともなう広域化中学校
変ぼうに応ずる生徒指導−交通安全教育−過疎化現象にともなう広域化高等学校
変ぼうに応ずる生徒指導−交通安全教育その対策についての意見をまとめてみると次のようである。
小学校
ア 社会のきまりに関心をもち、みずから参加し、相互に協力し、秩序ある行動がとれるような指導をする。
イ 社会の事象や現象をすなおにみることができ、よく判断して行動できる生徒指導をする。
ウ 過疎化現象に対して、日常生活の意識を高揚するとともに、近接学校との連絡提携を強化する。
エ 交通安全指導の施設設備の充実と対策を強化し、間接的、直接的な経験を豊かにする。
オ 小規模少人数学級校の本質的な授業のため、組織的な教授改善につとめる。
カ 学校統合の前提条件として、交通路の整備とスクールバスの確保が考えられる。中学校
ア 過疎現象にともなう当面の対策として、組織的な学習指導の改善を検討する。
イ 広域長期計画による学校配置の再検討をする。
ウ 生活の多様化にともなう個性は握のあり方として、組織的な協力体制をとるべきである。
エ 家庭、学校における対話の機会を多くするよう生徒指導について、具体的な共通理解をはかるようにする。
オ 季節労務家庭の実態は握により、実情に即した学校運営をする。高等学校
ア 時代に即応し、将来に備えた生徒指導のため、情報収集を強化し、組織的な検討を行なうようにする。
イ 都市化にともなう単調な生活を検討し、個性啓発の指導体制をとる。
ウ 地域における要求活動に対処できるよう、き