研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 020/042page
(11) 校務分掌のどの部面を改善したか。
(上段人員、下段%)
内 容 小 校 中 校 高 校 A B C A B C A B Cア 教務部面 52 48 12 38 35 28 17 24 14 13.4 15.9 5.0 15.6 15.8 13.3 13.9 20.3 11.6イ 教科指導部面 63 52 46 39 35 35 16 18 15 16.2 17.3 19.2 16.0 15.8 16.7 13.1 15.3 12.4ウ 生徒指導部面 77 58 46 46 48 45 35 28 34 19.8 19.3 19.2 18.9 21.6 21.4 28.7 23.7 28.1エ 教員研修部面 70 56 54 40 33 35 19 17 17 18.0 18.6 22.6 16.4 14.9 16.7 15.6 14.4 14.0オ 物品管理部面 48 33 32 35 29 29 11 13 15 12.3 11.0 13.4 14.3 13.1 13.8 9.0 11.0 12.4カ 事務部面 59 40 39 36 35 31 13 10 12 15.2 13.3 16.3 14.8 15.8 14.8 10.7 8.5 9.9キ その他 (ア) 教育活動一般 10 8 7 9 5 7 11 8 14 2.6 2.7 2.9 3.7 2.3 3.3 9.0 6.8 11.6(イ) 教育組織面 10 6 3 1 2.6 2.0 1.3 0.4(ウ) 教育研究部面 1 0.5(エ) 定例会 1 0.5
改善部面について、比率の高いものをみると、小・中・高等学校をとおして、生徒指導部面、教員研修部面になる。具体的内容として
生徒指導部面
小学校
ア 学級担任の独自性から学年による協力体制の指導にする。
イ 日常生活の遊びの時間を重視し、観察、指導の充実をはかる。
ウ 生徒指導について、学校と家庭の役割を再検討し、指導の一体化をはかる。中学校
ア 具体的な指導計画として、個別化をはかり、面接の機会を多くする。
イ 情報収集の機会を多くし、生活相談を組織的に行なう。高等学校
ア 地域ぐるみの指導体制をはかるため、具体的な資料収集を組織的に行なう。
イ 父兄との連絡提携の機会を多くし、進路相談の時間を強化する。
ウ きめ細かな具体計画により、生活相談の機会を多くする。教員研修部面
小・中学校
ア 教育活動の実践と研究の一体化をはかり、常時が研修である体制にする。
イ 勤務内容に位置づけた、協力的な研修を重視し、継続的に行なう。高等学校
ア 教育活動の個別化をめざし、指導方法、技術の研修につとめる。
イ 共通課題による校内研修を組織的に行なう。