研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 026/042page
(2) 研修時間をつくるくふうについて、特にどんな配慮をしているか。
(上段人員、下段%)
事 項 小 校 中 校 高 校 A B C A B C A B Cア 週内に時間を設定 75 77 77 36 34 35 18 14 17 53.6 55.0 55.0 46.2 43.6 44.9 21.2 16.5 20.0イ 月に1〜5回設定 16 21 17 27 21 22 4 6 7 11.4 15.0 12.1 34.6 26.9 28.2 4.7 7.1 8.2ウ 会議の減少 29 22 23 3 7 6 22 19 22 20.7 15.7 16.4 3.8 9.0 7.7 25.9 22.4 25.9エ 教科研究部にまかせる。 3 4 7 7 9 9 17 17 13 2.1 2.9 5.0 9.0 11.5 11.5 20.0 20.0 15.3オ 学年会にまかせる。 5 6 6 2 2 2 2 7 8 3.6 4.3 4.3 2.6 2.6 2.6 2.4 8.2 9.4カ 事務の簡素化 9 9 9 3 5 4 19 17 16 6.4 6.4 6.4 3.8 6.4 5.1 22.4 20.0 18.8キ その他 (ア) 行事の精選 1 0.7(イ) あき時間の活用 1 1 1 1 1 0.7 0.7 0.7 1.2 1.2(ウ) 管理職の指導強化 1 0.7(エ) 全員研修日の設定(年) 1 1 1 1.2 1.2 1.2(オ) 自主的研究会の活用 1 2 1.2 2.4(カ) 定例諸会議の実施 1 1.2(キ) 学年会、科長会の実施 1 1.2研修時間をつくるくふうについて、比率の高い順に2、3をあげると次のようである。
小学校 ア−ウ−イ
中学校 ア−イ
高等学校 ア−カ、ア、エ
小・中・高等学校をとおしてのことになると、「週内に時間を設定」ということになる。特に小・中学校においては、50%内外をしめている。
次は小学校では、「会議の減少」、中学校では「月に設定」である。
高等学校では、「会議の減少」、次が「事務の簡素化」、「週内に時間を設定」、「教科研究部にまかせる」がほぼ同率にあげられる。
その他として、(ア)から(キ)までの7項目があげられたが、学校の実情によりくふうされていることがうかがわれる。
ここで小学校における会議の減少、高等学校における会議の減少、事務の簡素化については、今後も検討を要する問題であろう。