研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 027/042page
(3) 校内研修で重視していることはなにか。
(上段人員、下段%)
事 項 小 校 中 校 高 校 A B C A B C A B Cア 研究授業 122 122 115 53 56 54 27 21 28 52.1 55.2 54.0 50.0 53.8 52.9 28.7 24.7 30.4イ 教科部教材研究 29 29 30 35 37 35 30 20 24 12.4 13.1 14.1 33.0 35.6 34.3 31.9 23.5 26.1ウ 学年部(学年団)教材研究 32 29 32 3 13.7 13.1 15.0 3.3エ 個人資料の交換 1 4 1 2 4 13 11 0.4 3.8 1.0 2.0 4.3 15.3 12.0オ 実技研修 46 38 33 8 6 8 17 14 13 19.7 17.2 15.5 7.5 5.8 7.8 18.1 16.5 14.1カ 図書室等の活用 1 1 1 12 14 10 0.9 1.0 1.0 12.8 16.5 10.9キ その他 (ア) 共同研修 2 1 1 2 1 2 1 1 0.9 0.5 0.5 1.9 1.0 2.1 1.2 1.1(イ) 教育機器の導入 1 1 1 0.4 0.5 0.5(ウ) 文献研究 1 1 1 1 1 0.4 0.5 0.5 1.0 1.0(エ) 全体討議の研修 2 1 1.9 1.0(オ) 生徒指導 1 1 1 0.9 1.0 1.1(カ) 研究発表会 1 2 2 1.1 2.4 2.2
校内研修で重視していることについて、比率の高い順に2、3をあげると次のようである。
小学校 ア−オ−ウ、イ
中学校 ア−イ
高等学校 イ、ア−オ、カ
小・中学校においては、「研究授業」の重視が50%以上をしめることになる。次が小学校では「実技研修」であり、中学校では、「教科部教材研究」である。
高等学校においては、「教科部教材研究」と「研究授業」がほぼ同率で、次が「実技研修」である。以上のようなことは、学校の性格を表わしているように思われるが、小・中学校においては、「図書室等の活用」について、改善・充実を含めて検討を要する問題であろう。
図書室等の改善については、資料センターとしての運営が考えられよう。
その他として、(ア)から(カ)まで6項目あげられているが、その中でも、「共同研修」と「教育機器の導入」は重視されよう。
教育機器の導入については、学校組織に位置づけ、協力体制での取り扱いが必要になろう。