研究紀要第2号 教授組織に関する研究 実践集 - 013/047page

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(2)単元指導計画の作成

基調案により、討議・調整しながら作成することになる。次にその一例をあげることにする。

   第13表 単元指導計画案 6年理科水や肥料のすいとり方(2時間)
段階
内容分担
時間
学習活動
資料用具
物の見方
考え方
TL
ST
問題意識をもつ
提示−焦点化
1 芽をだした植物は、だんだん根・茎・葉をのばすことを知らせる。
2 いろいろな根があるが、そのはたらきについての学習にしぼらせる。
1 資料の提示をする。
2 0HPにより説明する。
15
1 植物の主な部分について話し合う。
根・茎・葉からできている。
2 茎や葉と根について話し合う。茎と根は相互関係にあることを知る。
3 根のはたらきをたしかめようと考える。
イネ、ダイコン、ダイズの幼苗関係資料 根・茎・葉の一般的形態の見方
地上部と地下部の比較的な見方
問題解決の構想をたてる
仮説−計画
3 根は「水や肥料を実際とっているだろうか」たしかめさせる。
4 「とり方は、主としてある部分からである」ことをたしかめさせる。
アジサイの根のあるさし水、ヘチマの茎を中途で切ったものの上部と下部。
ホウセンカで根毛をとったものとそのままなもの。
3 素材を準備し、観点を明確にして教材をつくる。
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4 水や肥料を根からとることのたしかめの計画をたてる。
アジサイのさし木班・ヘチマ班・ホウセンカ班
5 実験・観察の教材をつくる。
アジサイのさし木苗と枝、ヘチマ、ホウセンカの苗と鉢 細かい根に対する考え方
実験観察によるたしかめ
技術−検証
5 根のないものは、多く枯れることを知らせる。
6 根毛のないものは、枯れるか、成長が遅れることを知らせる。
 
10
6 しおれたり、枯れたりすることは、水分が不足したのであることを理解する。
7 細かい根の少ないものはしおれが早いことを理解する。
  根のはたらきと葉のはたらきの関連的な見方
結果を問題と対比する
まとめ−一般化
7 各種の根を比較検討させる。
8 肥料は、水にとけた状態で養分になることを知らせる。
4 資料の提示をする。
5 顕微鏡の操作をさせる。
 (書写の観点をつかませる。)
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8 どのような根にも細かい毛のようなもののあることを理解させる。
根毛について知る。
9 根毛の形態を顕微鏡でみる。 (ときに書写)
顕微鏡、ルーペ
主根・枝根とひげ根の資料
根の形態の概念的な見方
発展的意味をもつ転移 9 「水や肥料はすいとられてどうなるか」について調べる意欲をもたせる。  
10
10 肥料も水にとけて養分となることを知る。
11 次時の学習課題をきく。
   

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